世の中で自分が役に立てることってなんだろう、とか
この世で自分の果たすべき使命ってなんだろう、とか、
そんなふうに思うことがある人はけっこういます。
ひとり一人、この世界に生まれてきた役割があると仮定して。
それはどのようにしてわかるのか。
一つ確実に役立つ問いがあります。
「世界のことであなたがこころを痛めていることは何か。」
いかがですか。
それがあなたの担当分野です。
僕はずっと、地球環境の破壊、生態系の破壊、そういった分野でこころを痛めてきました。
それが人によっては、戦争だったり、人種差別だったり、男女差別だったり、経済格差だったり、セクシャルマイノリティのテーマだったり、いろいろです。
そしてそういう分野があったなら、その分野で、周りの人のこころ痛んでいない様子にショックを受けている人も多いです。
なぜか。
それが、あなたの担当分野であって、別の人は別の分野の担当だから。
別の言い方をするなら、そのテーマが、あなたの愛が発揮されるのが待たれている場所。
こころが痛む時、あなたにとって大切な何かがそこにあるから。そこにあなたの愛があるからです。
そしてそれは一人一人違っている。
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さて僕はメインは地球環境のテーマなんですけれど、他にも比較的こころが痛む分野がいくつかあります。
ひとつはなぜか、パレスティナ問題。いまもう、痛すぎてニュースには触れられないです。
別の一つは、カップル/パートナーシップ。
カップルのすれ違いを見ると、すごくこころが痛むんですよね。
自分でもびっくりするくらい、すごく痛む。
親子関係ではそこまでではないし、差別も痛むけれどそこまで注意を引っ張られない。
でもカップルのすれ違いは、すごおおおおく痛いし、捨ておけない。
パートナーとの関係で困っている人の話を聞いたら、たいていはほんと心が痛んで、なんとか力になれないかという気持ちが、勝手にすごく溢れてきてしまうのです。
そのすれ違いが解消されたなら、ほんとうによかった、ほんとうによかった、って繰り返し唱えちゃうような気持ちに毎回なります。
それでこのテーマが今ではメインの仕事にまでなってしまった。
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長らくこの仕事をしてきてたくさんのパートナーシップの悩みを聞いてきて、もうね、ほとんど全てのケースで「すれちがい」が起こっているのが見えてしまう。
逆に、すれ違いじゃなく、愛の不在や欠如が悩みの原因であることなんて、ほとんどない。
人の性質について、男女の違いについて、学ぶだけで解消するすれ違いがたくさんあります。
「教育」でカバーできることがたくさんある。
学べば済むようなことは、どんどん広まってほしいという願いがあります。
新婚の頃に知りたかった。
◯十年前に知ってたらこんなに大変な思いをしなくて済んだのに。
みたいな声をたくさん聞いてきて、ほんとそうですよね、僕もそうでした、と思うもん。
国連で教えるべきだ、
日本で公教育に取り入れてほしい、
みたいな声もよく聞きます。
そうなったらいいなあと心から思う。
いまのこの、学ぶ機会がなかったがためにすれ違うカップルだらけになっている社会は、悲しすぎるんですよ、僕にとっては。
そんなわけで、パートナーとの関係で困ってる方がいたら、ぜひ教えてあげてください。
ここに、あなたが必要としているものがあるよって。
話が最初に戻りまして、これを読んでるあなたの愛を必要な人が、あなたに出会えますようにと祈っています。
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