男女のエネルギー循環の話。
最近はますますいい循環になってきてる我が家なのですが、一昔前はけっこう苦労していました。
一緒に暮らすようになって、別のレイヤーのトラウマが浮上してたのね。
僕の「ケアを引き出す防衛」のパターンはかなり根深くて、僕がせっせと彼女のために行動しても喜んでもらえないという現実を創造してた時期がそこそこある。
うまくいっていないぞと思って、僕の不満な気持ちを語ったりしていたのですが、初期の頃より彼女は男女のエネルギー循環を重視していなかった(そして彼女の側のトラウマも刺激される分野で反応的だった)。
僕としてはこれ、GFLの中核をなす重要な要素だと確信していたので、それを軽んじられる痛みもあったりとかして、ややこしいことになっていたの。
彼女から見ると、「男性は女性を喜ばせたいと思っている、って理論のはずなのに、私がお願い事すると嫌な顔するじゃない!だから心開いてお願いもできないし受け取れもしない。それは無理もないでしょ」って。
たしかにそれはあって、それでも嫌な顔した後に僕としては行動はしてるので、ちょっとくらい喜んでよ、そうじゃなきゃ頑張れないよと思ってたのです。
こういうのを一つ一つ解きほぐしていったわけ。そのひとつひとつもおもしろいんだけれど、今日は省略。
***
それで昨日、妊娠中でほとんど動けなくて家からも出られない彼女が、りんご食べたいから買ってきてくれないかというので、仕事の合間の時間を見つけて買いに行きました。
僕がリンゴを買って帰ってきたときに彼女は、
「わたるちゃんが嫌な顔をするからお願いしたくないんだと思っていたけれど、それだけじゃなかった。
私のためにそれ自体が好きなわけじゃない時間の使い方を、今日みたいにしてもらうことに痛みがあった。
私の中に、わたるちゃんにも満ち足りた人生を送って欲しいなと思っている気持ちがあって、何かしてあげたいと思っている気持ちがあったの。
それは愛だと思う。
それが見つかったら、ああ、わたるちゃんはいつも実際にやってくれているんだな、愛を届けてくれてきたんだな、というのが急にとても感じられるようになって。
わたるちゃんからの愛が流れ込んできたような感じになったの。」
といって泣きました。
それを聞いた僕もとてもこころが開いて、涙ながらにハグしあいました。
男女のエネルギー循環って、人によってはとても痛みの刺激される分野。
人によってというか、その時のその人の状態によってというか。
それは僕ら二人であっても例外じゃない。
でも起こったらいいことはわかり切っている。
諦めずに取り組んだらすごく満ち足りる関係が待っています。
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