お金が手元に残らない、それで困っている(または恐ろしい)という方は一定数います。
このパターンの根本にあるアーリートラウマの影響にはいくつかのパターンが存在します。
その一つを今日は描写してみようと思います。
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さてそもそもお金ってなんでしょう、という話が関わってきます。
いろいろな答えがありますが、お金の起源とされている説の一つにこんなものがあります。
◆◆◆おはなしおはなし◆◆◆
海の人と山の人とで、海の幸と山の幸を交換したくなりました。 これって多くの人が持つ発想です。
おいしい鯛がいっぱいとれたけれど、鯛ばっかり食べたいわけでもない。みたいになりますよね。 それで山にあるうまいもんと交換しようじゃないかってわけです。
山ではちょうどそのタイミングで、美味しい果物がどっさりとれているかもしれない。 それだと話は簡単で、これあげるから、それちょうだいって交換が成立します。
ところが。
美味しい鰆(サワラ)がたくさんとれました。季節は春です。 でも、ブドウが大好物なので、ブドウの時期までまってたっぷり欲しい。
みたいなこともあり得ますよね。
そのときに、じゃあ鰆をこれだけいただきまして、その印にこの模様の刻まれた石を渡しておきます。秋になったらこの石を持ってきてください。そしたらブドウと交換しましょう。 と言ってくれました。
そして秋になってめでたくブドウをたくさんもらうことができましたとさ。
◆◆◆おしまい◆◆◆
この石は一種のお金の機能を持っています。
お金の機能の中でも、「時間差で物々交換を可能にする」っていう機能。
あるいは「時間が経ったら腐ってしまう価値を、一定期間保管する」っていう機能。
これって、時間の経過がある物質世界、という地球の特性にマッチしたものです。
この星での物理法則的な事情に即したもの。
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さて、この星での物理法則的な事情が苦手になるアーリートラウマがあります。
これは発達の最初期に形成されるもので、GFLでは「自分をいないことにする防衛」と呼んでいます。
胎児期から生後間もない期間は、物理的な身体に、精神、スピリットを定着させるという発達課題があります。
このときに対応できないほどのストレスにさらされると、赤ちゃんは自分の身体的な感覚を遮断し、スピリットの世界に逃避するという防衛パターンを使わざるを得ない。他に対応策がない時期だからね。
このパターンを強く持つ人は、そんなわけでこの物質世界に馴染むのが困難になります。
この世界の安定性と安全性を信じるのが難しい。
そんなわけでこのパターンが強いと、「物質世界で便利な機能を持っているお金」との付き合い方も不安定になります。どう扱っていいのか、すぐに混乱してしまう。
物質世界の仕組みがよくわからないから、お金がなんで必要なのかもよくわからなくなってしまうし、どうやって得たらいいのか、どうやって使ったらいいのかもよくわからなくなってしまう。
そしてそのプチパニック状態でお金を扱っているので、手元に残らないということをはじめ、さまざま不本意な現実創造に繋がっていくのです。
これがバッチリ当てはまる人が、すぐに問題なくなることは難しいのですが、でもやり方がわかれば少しずつちゃんと変えていけるのです。
写真は久しぶりに作った四川風麻婆豆腐。作り方は変えていないけど初めて桂子さんが美味しいと言いまして、その話は別の機会にしたいやつ
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