パートナーとの間で、愛が育つ要因は少なくとも3つあります。
そしてこの3つが揃っていたら、二人で幸せになる道を作り続けることができます。
その3つとは、恋に落ちた頃、さらに愛が加速していく要因とも言えるし、
二人の関係になんらか影がさしたとき、その回復のきっかけとなる要因とも言える。
なんだと思いますか。
たぶん恋に落ちて付き合いはじめた頃には、誰もがやっているんじゃないかと思うんですよね。
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ではまず一つ目。
現実の体験でも、映画や小説などの物語の世界でも、二人の関係がぐっと深まる定番の場面があります。
それは愛の告白のシーン。
GFLでは、愛の告白を始め、それまで明かされていなかったほんとうの気持ちが明かされるとき、言い換えると真実の気持ちが明かされるとき、二人の関係がぐっと深まる、と捉えています。
言えないでいた「ごめんなさい」をこころを開いていう時かもしれないし、逆に、「実はあのときのことは、私はいやだったんだ」っていうことかもしれない。
普段言えていないだけで、実はもっともっと感謝しているということかもしれない。
こうした、ほんとうのほんとうの気持ちが明かされる時、二人の関係性は深まり、そこにある愛は育っていくわけです。
これは事実関係を明らかにするっていう意味じゃないですよ。
こころを開いたところにある、真実の気持ちが明かされるっていう意味です。
人の話を聞くトレーニングを積んできた人はプロも含めて、ここが全くできないくらいの人も多いです。僕もそうでした。えへへ。
そしてほとんどの人が、これは練習しないとできないです。
真実の気持ちを明かす。これが一つ目。
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二つ目の要因は。
GFLで、「ラブラブなカップルに必ずあり、別れそうなカップルに必ずないもの」って呼ばれているやつです。
また、パートナーが欲しいのにシングルが長く続いている人のほとんどが、無自覚に(場合によっては自覚してても)しっかり避けて通っているやつでもあります。
それは、自分の性別の性質を生かして、エネルギー循環を起こすということ。
知っている人にとっては当たり前で、知らない人にとっては衝撃的だったりしますが、
男性は常に、女性を喜ばせ、幸せにできるヒーローでありたい生き物で、そのための燃料は有り余るほど持っている。
そして、女性が喜ぶ的(マト)を察知する機能は持っていない。
結果、つねに的外れな愛情を投げかけ続けていて、女性側はまぐれでマトに当たったものだけを愛情と感じるわけなので、自分は愛されてはいないと捉えてる。
そういう全人類的な悲劇的な状況があります。
男性のネイチャーとしては、自分の行動を通して女性に愛が受け取られていると感じられたら、それこそが喜びです。
なので、マトを知るところだけは努力して、受け取られるボールを投げられるようになるといい。
女性は逆に、彼にマトを教えてあげるところだけは努力したら、ちゃんと愛が向けられているのを感じられるはずです。
でも男性が、自分がマトをわかっていると思いたくて(わかっていないとは認めたくなくて)尋ねずにいたらここでつまずくし、女性も自分のマトを察して欲しいというところにしがみ付いてしまうとつまずきます。
男性性、女性性など自分のせいについての傷つきが深い人は、拒否反応が出るなど、アーリートラウマの影響も大きいです。
まあともかく。 この男性の投げるボールが女性のストライクゾーンに入るようにして、ストライクがきたら素直にただ喜んで在ることで、ますます男性は愛を発揮していく、という循環で愛が育っていく。
この男女のエネルギー循環というのが二つ目の要因。
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そして三つ目の要因は。
二人で何かを生み出すということ。
子どもを生み出すというのはその究極ですけれど、ちょっとしたお出かけやもうすししっかりとした旅行を計画したり、一緒に仕事を組み立てたり、快適な生活を生み出したり、家を二人で創り出したり、スポーツや芸術の場合もあるかもしれません。
これを二人の創造性を持ち寄って行う。
これはなかなか奥が深くて、引き寄せとか、現実創造って言われているものとつながってきます。
関係が冷えてきていたら、旅行の計画だけでも意見が合わなくてうんざりしたりするものです。
まずは自分がどんな現実を引き寄せたいのか、創造したいのか、それをできるようになる。 そのための方法があるから練習していく。
そうすると一人でなら、ちょっとした願いはけっこう叶う体質になっていけます。
それをさらにパートナーと一緒にやるためにはコツがあります。
二人の希望はけっこう違うことが多いし、なんなら対立することもある。
それをどちらかが折れて我慢するんじゃなくて、それぞれが自分一人で目指すよりも150%満足できるような創造をする、そういう方法がある。
二人で生み出したものには、二人の愛のエネルギーが宿るし、その後も二人を結びつけてくれます。
そんなわけで三つ目の要因は「二人の共同の創造」。
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この三つは別の言い方をすると、こころが開いていくときの三種類の状況でもあります。
人によって取り組みやすいものが違ったりもするので、自分がやりやすいところから取り組んだらいいです。
そしたら少しこころが開いてくるはず。
そうなると他の二つにも取り組むこころの余裕が出てきます。
この先もずっとさらに良い関係を築きたいと思っていたら、三つとも揃えていくことを目指す必要があります。
そしてその過程で必ず、アーリートラウマの影響でいろいろつまずきます。
その躓きをきっかけにして、自分の中の制限を取り払って進んでいったら、いつまでも「うちは付き合い始めや新婚の頃より、今の方がいい関係です」って言えるようになっていきます。
三つのうちどれか一つだけなら、どこかで学べる機会があると思いますが、この三つの関連まで含めて学び、さらにアーリートラウマにも取り組めるのがGFLの他にはない特徴。
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