感情について語りたい人? 〜僕の組織作りが失敗してた頃の話
- 二子渉
- 7月11日
- 読了時間: 5分
今まさに受講生との間で話題になっていることなんですけれど、「自分の感情を表現することの必要性を感じない」タイプの人たちがいるのを、そうじゃない人が驚愕の眼差しで見ています。
あなたはどっちの傾向が強いと思いますか?
別に感情を表現したいとか、聞いてほしいとか、特段思わないのか、いやいや、それこそが決定的に重要でしょ、と思うのか。
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今日はこれに関連して、僕がスタッフのみんなとGFLの組織をつくってくる過程で、すれ違ってぜんぜんうまくいかなかった話をシェアしてみようと思います。
もう何年も前の話ですが、うちに限らず女性の多い組織に、トップなり影響力の大きい男性がいるときには、たぶんよく起こるすれ違いだと思います。
そしてこれは、パートナーとの関係でも、同じ構造がよくあるやつなのです。
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さて当時、僕の側の体験としては、スタッフたちからよく苦情を言われていました。そしてその意味が、全然わからなかったのです。
当時の僕の思考回路では理解できない言葉だったので、今となっては実際に文字通りなんと言われていたのかは残念ながら再現できません。なのでその前提で読んでくださいね。
そんなわけで僕にはただただ、
「私たちは全然大切にしてもらっていない」
「もっと私たちに『(感情的なケアらしきこと、詳細不明)』をしてほしい」
と言われているように聞こえていました。
そして当時の僕としては、何か改善が必要な要望には即座に答えていたし、
個人的な相談事にもプロのカウンセラーの腕を持ってして無償で協力していたので、
「全然大切にしてもらっていない」と言われるのは大変心外でした。
しかも「(感情的なケアらしきこと、詳細不明)」のことは、
いくら聞いてもよくわからないのです。
「みんなには気持ちよく働いていてほしいし、そのためにかなりのことをやるつもりだよ。でもいったい僕は何をどうしたらいいのか。具体的に言ってくれ。」
みたいに思って僕もだいぶ嫌な気持ちになっていたのです。
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それでそれを話し合うための合宿までしたりして、
何十時間も話をしてだんだんわかってきた。
僕にとっては、相手の感情のケアをしなきゃいけないんだったら、
それは安心できる仲間とは言えない。
そんなのはお客さんだ。それを求めるならむしろお金払ってくれ、と思ってましたね〜。
スタッフにそんなエネルギーを使うくらいだったら、実際にお金を払って受け取りに来ている受講生にこそのエネルギーを使いたい。
と、素朴にそう思ってた。
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でも話し込んで理解したところによると、どうやら「ふたこのその時々の気持ち」を知ることが、安心して仕事をする土台になるし、燃料になる、ということらしい。
私たちもいい仕事をしたい。
だからこそ、「ふたこのその時々の気持ち」をちょくちょく話して聞かせてくれ、
ということだった。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、僕には全くない発想。
僕だったら、背中を預けた仲間が、僕があれこれ言わなくても自律的に本気で役割を果たしてくれたら、それこそがともに働く安心の土台であり、燃料になる。
あいつも自分の持ち場で頑張ってるな。俺も負けちゃいられないぞ。ってなる。
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さらにこのすれ違いを難しくしていた点があって。
彼女らが想定していたこととして、「ふたこももっと気持ちを話したら楽になって、仕事をしやすくなるはずだ」っていうこと。
「それなのに、無理して言わずにいる」、あるいは、表現がうまくできないために言っていない、とそう思われていまして。
これは全く事実無根なのです。
一番最初に書いたように、僕自身は「自分の感情を表現することの必要性を感じない」。
自分の気持ちを聞いてもらいたいとか、ふだんまず思わないし、聞いてもらえた〜って満足することもない。
(いや、自分の仕事への情熱とか、めっちゃ感動したこととか、よっぽどのことならあるけど、それは自分でも話すようにしてる。)
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そんなわけでですよ。
女性側が感情的なやり取りを必要としていて、男性側はその意味からしてわからない、
という悩みを抱えている女性はとても多いのです。
男女逆の場合も稀にある。
そして女性側は、男性も感情を表現したら満たされるはず、感情を聞いてもらえば満たされるはず、という前提で関わっていて。
うちの旦那は感情表現が(必要なはずなのに)苦手なんです、と思ってる。
男性側は、安定した関係ならお客さんにするみたいにいちいちケアしなくても回るはず、むしろ相手に敬意を持つなら余計なことは言わない、という前提で関わっている。
ということなのです。
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ちなみにGFLの組織の中では、これらの理解が共有されるにつれて、
「僕としてはみなさんに気持ちよく働いてほしいし、良い働きをしてほしい。そのために僕にできることがあるなら、それはしたいという思いはたっぷりある。
とはいえ、自分から自分の気持ちをちょくちょく話すというのは、申し訳ないけれど、ほんとうに思いつけないと思う。全然必要じゃないし、なくても痛くもなんともないから。
つきましてはこれはみなさんが自分のウェルネスを主体的に向上させるために、必要な時に僕に僕の気持ちを尋ねてください。そしたら、その時にはできるだけ応えるように努めたいと思います。」
みたいにして現在はその問題はほとんどなくなっているんじゃないかな。
どうですかスタッフの皆さん。いや、こっそり影で教えて(笑)
ともあれ、このすれ違いはほんと厄介なので、ぜひ参考にしてみてください。



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