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二子渉

自由を尊重する関係と、もっと自由になっていく関係との違い

この20年ちょっとで広まってきた結婚観、「結婚2.0」は、お互いの精神的自立を前提としています。


精神的自立って何かと言ったら、いろんな言い方があるのですが、自分の幸せに自分で責任を持つこと、みたいな感じで言えます。


自立していない状態は逆に、自分にとってのいやな現実を、相手のせいにしたり、環境のせいにしたりして、それが変わらないからこんな現実なんだ、と捉える捉え方。


なんらかご縁があってこころ惹かれあってくっついた二人がいて(結婚しててもしてなくても)、やがて問題が発生したり、不満が出てきて、それが普通に話し合っても全然話が噛み合わなくて、、、となったときに。


「これは大変残念だけれど、別れた方がお互い幸せだよね。我慢しあったり、コントロールしあったりしてたら、それは全く自由じゃない。」

って捉えて別れるのが「結婚2.0」と僕らが呼んでいるパートナーシップ観。


実は別れるよりももっといい選択肢があるんだけれど、それを知らない状態とも言えます。

これかつての僕も全くそうでしたけれど、とっても「自由を大切にする」結婚観ともいえます。

パートナーと別れても、自力で(仲間や友人にたっぷり助けられて)生きていける。

僕の元々の友人は、女性でもそういう人が多かった。


***


でもパートナーシップのことを研究してきて思うのは、「合わなくて、話も通じないから、別れる」というのは、一見最高に自由を大事にしている生き方のようでありながら、実際はそうじゃないんだなということ。


自分を幸せにできるのは、自分。


そうやって自分の人生に責任を持つ。


そこまでは僕はとっても健全なことだと思う。


まずはそこに立とうよ、というのは今でもはっきりそう思います。


そして自分を幸せにする力がある僕らが、パートナーを通していやな現実をクリエイトしているとしたら、それは僕の現実化の力がどこかで変な風に発揮されているからに他ならない。

たとえば相手といることで自由がなくなると感じていたとしたら、それは自分の無自覚な反応様式がその「自由がなくなると感じる」現実を、順調に(笑)つくっているはずなの。アーリートラウマの反応が。


ここでもし別れちゃったら、せっかく見つかりつつある自作自演の檻をまた見失う。


そしてこれまでどおり、自分のトラウマ反応が刺激されない範囲でのちっちゃな自由の世界に戻ってしまう。

これはね、もったいないよ


もしここに取り組んだならば、相手が別人のように変わります。

厳密には相手からしたら何も変わっていないんだけれど、僕の自分劇場の配役を降りて、本来の愛情深いその人として振る舞えるようになる。


***


問題や葛藤が生じるその度に、さまざまな自作自演の檻がみつかっていることになる。

そこに取り組むたびに、僕なら僕自身が、これまでの人生より確実に自由に生きられるようになる。


僕自身の経験としても、桂子さんとの間でもう何度も何度もびっくりするくらいの現実の変化を体験しているし、受講生や修了生たちの人生でも何度も何度もびっくりするくらいの現実の変化を目の当たりにしてきた。


自分の「今の」自由を尊重していく結婚2.0よりも、「今自由だと思っている限界を壊していく」結婚3.0の面白さに僕がハマっているのはこういう理由からなんですよね。


今よりももっと自由になりながら、大切な人との絆を深めていけるなんて最強じゃないですか?


半年講座の募集が始まっています。土曜日はまだお席があります。

結婚3.0の世界に一緒に進んでまいりましょう。


***




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