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  • 二子渉

自分を大きく見せる防衛の子育て

更新日:8月27日

ちょっとね〜、うれしいから自慢げにシェアさせてください。えへへ。

結婚してから一緒に住んでいるうちの息子(妻の子)は、アーリートラウマでいうところの「自分を大きく見せる防衛」が強い中1男子。

自分を大きく見せる防衛は、別の名前では「裏切りの傷」などとも呼ばれています。多少なりとも物事の因果関係がわかってきたころに、守ってもらえるはずの親に裏切られた、と捉えてしまったことで生じる傷。

そのことで、「誰も信頼できない」「自分でなんとかするしかない」という信念を強化してしまうものです。

この傷が強いと、外側に信頼に足る大人がいないと思っているので、自分自身が強くなくてはいけないことになるし、弱みを見せたらいけないことになるし、弱い自分、間違った自分だったらつけ込まれてしまうと思っているんですね。

弱かったら、あるいは弱いことがバレたら、死ぬほど危険でおそろしい。

***

さてこの春コロナの影響で、新中1の彼はほとんど学校に行くことがありませんでした。

それで毎日僕が勉強を1、2時間みているのです。学校から課題が出ているので、それが期日まで終わるようにと僕が指定したその日の課題を昼間に自分でやってきて、夕方に一緒に見直す方式。

4月の初めの頃は、勉強自体が大嫌い。文句たらたら。

さらにもしできなかったりわからなかったりしたら、キレて部屋に帰って鍵閉めてしまう感じでした。この「できなさ」に直面できないんですよね。自分の弱さに。これがまさに自分を大きく見せる防衛。

それがですよ、奥さん! 1ヶ月くらい経った5月の半ばには、ふつうに「これ、できなかった」「これよくわからなかった」というようになったのと、勉強を特段嫌がらなくなったというか、むしろ普通に前向きに取り組むようにまでなったの。

わからないところとかも、自分でgoogleで調べてやり方を理解した、とかいうことも多くなってきた。

***

そしてさらに1ヶ月くらいたった最近。

一緒にやっていても数学の問題が理解できなくて、久しぶりに「もうやだ!」ってなって、部屋に帰っちゃったのね。でもキレるんじゃなくて、大泣きして、その日はもうだまりこんでいました。

翌朝も調子悪いとか言ってて、僕は「むぅ、難しいな、どうしようかな」って思いながら特に働きかけることもなく、普段通り課題を指定しておきました。

そしたらその日の夕方、普段通り17:30に課題をこなして見直し時間を迎えて、「今日はもう、昨日みたいに放り出してギャン泣きとかしないから」ってさらっと言って、そのあとふつうにしっかり勉強した。

昨日の状態から自分でメンタル立て直して、前向きになってもどってきたってところに僕は大変感動してしまいました。

その前もキレるんじゃなくて、できなさに直面して悔しいし悲しかっただけ。そこにとどまることができた。

いや〜、すごかった。この2ヶ月の成長すごかった。

そう実感した出来事でした。

***

この2ヶ月、僕がやってきたことといえば、淡々と勉強を見ることでした。

できなくても一つも責めることなく、でも明らかに手抜きしてる時には、それはちょっとないんじゃない、と指摘くらいはして、ただ安定して関わる。

彼が嫌がったり苛立ったりする時があっても、ただ安定して関わる。

17:30から見直しの時間だよ、と伝えて、遅刻しても「時間だよ。そろそろできるかい?」と聞くだけで、ひとまず叱ったり急かしたりはせずに待つ。30分くらい苦戦して遅れる時もあるんだけれど、安定した意識に立って信じて待つ。

この子の中にはとても賢い部分があるのだというのを信じて関わる。

みたいなこと。

とくに、できない自分、弱い自分で大丈夫なんだ、って実感してもらうことは意図してきました。

とはいえ僕としても初めから確信があってやってるというほどじゃないの。いきなり大きな息子ができたので、僕がどう関わったら彼の人生がよりよいものになるのだろうというのは、いつも手探りだし不安。せっかくなら僕と家族になって本当に良かったと思って欲しいじゃないですか。

なのでできるだけ、非防衛的な大人の意識にいて、そこから関わるということに全力を尽くしている。

僕としては、自分の中の「教える人」の質を使って彼に関われるのはとっても有利な条件なので、コロナのおかげでそれが発揮できているのはとてもラッキーでした。

息子のこの成長を、妻もものすごく喜んでくれているし、妻のご両親も喜んでくれているので、ほんとよかった〜と思っているところでした。

ここまでのところ、ほんとうによかった〜〜。

読んでくださってありがとうございます。




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