自分の思いはうまく伝わらない、と思っている人には何タイプかあります。
いずれにしてもここで陥りがちなのは、もっとうまく話せるようになることを目指す、というもの。
もっとわかりやすく伝えなきゃ、とか、もっと正確に説明できなきゃ、とかね。
大抵その方法は大してうまくいきません。うまくいってないでしょ?
うまく話せるようになることを目指すのでは、効果が上がらないのです。多くの場合。
いや、継続的に取り組んだらちょっとはよくなっていきますよ。僕も小学校の頃から、伝わる話し方についての本を読んでたほどですし、それは一定の価値があった。
そうなんだけれど、うまく伝わらないと感じるとき、僕らは防衛反応の中にいます。アーリートラウマの防衛。
いいかえると、自分の中心からの声を届けることができていない。
最近つくづく思うのですが、特に、思いを伝える、気持ちで繋がる、人の心を動かしたり、人を行動に駆り立てる、みたいなコミュニケーションって言語的・大脳的な理解はごく一部で、もっと非言語的な影響力。
文字通り、「響く」かどうか。共鳴現象。
僕らが防衛反応の中にいるときは、ハートからの振動が伝わっていかない。アーリートラウマの影響が出ているときは、こころに届かない。
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でも幸いなことに、アーリートラウマの影響を、劇的に減らす方法があります。
癒すのとはちょっと違うので、なんというかな、その瞬間有効なだけなんだけれど、これを多用するだけでも人との関わりが根本的に変わります。
それは、 相手と一緒にいること。 相手の目を見て、その人とつながりを感じながら話すということ。
これね、魔法のような威力があります。
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自分の中に引きこもらず、相手と一緒にいて話す。
自分の空想や思考と一緒にいるのではなく、相手と一緒にいて話す。
逆の立場だとわかりますよね。
もし目の前の人が話してるとき視線が泳いでいたら、伝わってこない。
もし目の前の人が頭で考えたことを頭に注意向けながら話したら、入ってこない。
相手と一緒にいて、その人とのつながりを感じながら話す。
これだけで伝わり方が劇的に変わります。
伝わり方だし、つながり感でもあるけど。
防衛の影響をうんと下げる魔法。
ぜひ試してみてください。今日にでも。
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