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  • 二子渉

無事生まれました!

更新日:2022年8月27日

12月5日の日曜日の晩に僕にとっては初めての子になる長女が生まれました。 生きて会える日があるのかわからない相手。 その人との再会の機会を、ほぼ丸7年待ったことになります。

長い長いストーリー。語りたいことがたくさんあるなあ。


***


僕が、この娘と会いたいという願いにはっきり気づいてから何年もの間、というかほんの1年少し前までの長期間にわたって、桂子さんは二度とお産はごめんだと感じていました。

たいそう嫌がる彼女を前に、この願いを持ち続けることは、僕にとっても容易なことではありませんでした。

でも僕がそのこころからの願いにしがみつくことで、1年少し前に、彼女の奥底にある「愛と真実に基づいた関係を築いたパートナーとの間に子どもを迎え、愛と真実に基づいた家庭を築くこと」という願いを救い出すことになった。

それからキャンドルを灯し、娘の魂を迎え入れるささやかなセレモニーを行い、そして彼女は妻のお腹にやってきたのでした。



***



妻は初産ではないもののかなり高齢出産で、しかも肉体を持って生きることに無自覚に深い諦めを抱いてきたこともあって、専門家たちが口を揃えて「よく妊娠できましたね。奇跡としか言いようがない。」と言います。

つわりも激烈に大変だったし、まだつい1ヶ月ちょっと前にも胎児期のアーリートラウマが強く刺激されていて、ほんの少しの体調不良でも恐怖でパニックになるような状態でした。

僕と妻とそれぞれ自分の課題が山ほど浮上した妊娠期間でしたが、たくさんの人にたっぷり助けられて、地道に乗り越えてきました。

間違いなく「二人で一緒に」乗り越えてきました。二人でそれぞれにではなく。

そして全て二人の関係を深める機会にしてきた。

そうして迎えた出産の日だったのでした。 自分の体と赤ちゃんと、そして大いなる働きを深く信頼して委ねよう、という意図をはっきり持ちながら臨みました。

僕にとっては、その日の妻の様子が、本当に美しくて力強くて感動的でした。



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その日の朝はシーズン初めての雪化粧。そのあとは晴れて、金星が輝く美しい夕焼けの下、病院に向かいました。

この時点では破水はあったものの、まだ陣痛はなかったの。それで少し遠い移動もとてもスムーズでした。

着いたら即入院になり、お腹の張りが頻繁になってきたねと話し、痛くなってきたら学んだ呼吸でやり過ごしていきます。この呼吸法がほんと効果的面だったよう。

とはいえ、痛みや体の変調に反応するアーリートラウマがゼロになってるわけではないので、瞬間的にものすごい恐怖に呑まれそうになるけれど、その度にすぐに立て直す、ということを繰り返して。

本格的な陣痛が始まってから1時間ちょっとで分娩室に移動。僕はそのあと手を握りながら彼女の意識のサポートをしていました。

その時の様子が、、、なんと言葉にしていいのかよくわからないのですが、神聖な時間でした。

僕の側から見ていたのは、神聖な舞を舞っているかのような妻の様子で、後半はまるでオーロラの中にいるような、祝福の光が降り注いでいるようでした。 後から妻に聞いたところによると、痛みはほとんど感じなかったし、ずっと今・ここにいて自分自身の体と赤ちゃんのことを感じていたそう。

結果、分娩室に入って20分ほどで無事出産。母子ともに健康。 カメラ取りに病室に戻る時間すらなかった。

今思い出しても、こころ打たれます。 自分でも不思議ですが、赤ちゃんとの出会い以上に、妻と赤ちゃんの命の協働作業そのものの美しさが深く心に刻まれています。



***



さらに驚いたことに、(あとから知ったのですが)実は搬送もあり得たギリギリで危険な状態だったそうなのです。 助産師さんたちは本当にプロフェッショナルで、全く恐ろしさを感じさせずに的確なサポートをしてくれていました。

実際には妻が「今だ」と確信して分娩室に移動したタイミングが絶妙だったり、こっちのトラブルが、実はもう一つのトラブルをうまく解消する形で起こっていたり、赤ちゃんがすごく速く出てきたことで危機を乗り越えるなど、奇跡的な重なり合いでの出産になったそうで、助産師さんがあとから泣きながら奇跡的でしたと妻に伝えてくれたとのこと。

そうしたことも含めて何から何まで、意図した通り大いなる働きに守られていたと、しみじみと感じるお産になりました。



***



そんなこんなで今は退院して昨日から母子とも自宅で過ごしています。 GFLの修了生に住み込みでサポートに来てもらっていたり、産後ドゥーラさんにご飯作りに来てもらったりしています。

僕は新生児にかかわる体験自体が初めてで、めっちゃぎこちなく世話をしていますが、生まれて初めて小さな赤ちゃんをかわいいと感じている自分に驚いたりして。 赤ちゃんは、病院にいた時よりも、僕らが第一祖国と呼んでいるこの空間にいる方が、何倍も穏やかに過ごしています。 お父さんが違うお兄ちゃんも妹をすごくかわいがっていて、何から何まで新しい。

これから始まる新しい生活はどんなものになるのか楽しみです。

けっこう大作になってしまいましたが、もっと喋りたいことがたくさんある〜。 パートナーシップやアーリートラウマ、意識の成長の観点で、すごくおもしろい話満載なので、ちょくちょく書けたらいいな。楽しみにしていてください。

それとそんなわけで、連絡滞っている方がたくさんいましてすみません。 また直接お世話になった皆さんには個別にご報告したいなあと感じながら手が回っていないところ。

何はともあれ、これからもどうぞよろしくお願いします。




(写真は生まれた直後のもの。)



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