最近またビジネス熱が燃えているわたくし。
以前は「地球に幸せを広めるビジネスのグループコンサルティング」という名前で半年のグループコンサルをやっていました。
これがリピート率が高くてですね、2クール3クールと参加される方がいました。そのくらい結果が出るものだったんですよ。
文字通り、ビジネスを通して地球に幸せを広めよう、という趣旨です。
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それで、このタイトルに共鳴してくる方の多くは利他の精神が豊かで、それをお金に変えていくところは弱いっていうことが多かったのですが。
そういうみなさんのビジネスモデルの中で、ちょくちょく根本的な見直しに迫られたのが、次のようなマーケティング。
「自分のやっているカウンセリングを、子育てに悩む普通のお母さんに届けたい。でも普通のお母さんは1時間1万円のカウンセリングは受けられないんです。なので値段をあげられません。」
みたいな感じで、これはただの例なんですが、
「私としては、ほんとうに必要としている人の役に立ちたい。でもそういう人はあまりお金を払えないんです。」
というパターン。
「本当に必要としている人」問題。
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いや〜〜、わかる。
気持ちは痛いほどわかる。
この人にもっとこういう気づきが生まれたら、もっとこういうスキルが身に付いたら、明らかに人生良くなるに決まってる。ってこっちからは見えることってけっこうあります。
そして彼ら彼女らが、それを手に入れずに痛み多い人生を送っているのを、ある種何も出来ずに見ているのが痛いというのは本当だと思うし、そこには愛があることを僕は疑わないです。
でもね、それで低価格でこちらが疲弊しながらサービスを届けることになるとしたら、僕はそれはビジネスとして健全じゃないと思ってるの。
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ちょっと例を出してみますが、
「あなたのサービス、3000円なら買いたいです。」っていう人と、
「あなたのサービス、10000円なら買いたいです。」っていう人と、
「あなたのサービス、いくらでもいいからとにかく買いたいです。」っていう人がいたら、
誰が「ほんとうに必要としている人」か明らかじゃないですか。
そこをまっすぐ見る必要がある。
僕らは、まずはなんといっても自分を幸せにするところにこそ、一番責任がある。
いや、僕も出来てないこと多いんですけどね。
利他の精神の豊かな人ほど、自分が幸せになることが疎かにならないようにビジネスを組み立てる必要が出てくる。
安かったら買います、って言っている人は、言い換えれば「そんなにお金出してまで別にほしくないし」って言ってるわけです。
その人に売ることにこだわってしまったら、それはこっちの押し売りです。
たぶん僕がもっと健康になるために、この高額サプリ食べたらいいのに、って見える人はいるだろうけれど、今僕それ買う気ない。
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でもくれぐれも勘違いしないで欲しいんだけれど、お金を持っていない人など不幸になればいいってことじゃないですよ。
僕の個人セッションをどうしても受けたいけれど、いまかくかくしかじかな事情で、精一杯かき集めたお金がこれだけしかないのです、って交渉してきた人ってこれまでにいらしてですね、
そういう時は僕はめっちゃ本気でお応えする場合もあるわけ。
あるいは、それだったら腕がいいけれどまだ無名で低価格の人がここにいますから、行ってみてはどうでしょうって紹介したりとかね。
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話を戻しまして、目指すところとしては、
こちらの「この値段で買ってくれるなら嬉しい!」と
あちらの「この値段で買えるなんて嬉しい!」が
ミートするようにしていくこと。
そうなる相手を見つけて届けていくということでもある。
たとえばニュートラルに世界を見渡したなら、普通(?)のお母さんで1万円のカウンセリング買える人はいくらでもいる。普通の定義によるのけど。
そうなってこそ真に幸せが広まっていくわけです。
こういう話けっこう好きなんですよね。
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