最近GFL半年講座でこんな感じの質問というかトピックがありました。
重要なポイントを含んでいるのでより一般的な話として記事にしてみます。
例えていうならこんな感じ:
パートナーは私にとてもよくしてくれます。
でも最近思い直すと、私がパートナーに甘えていた気がします。
「もっと話を聞いてほしい」「もっと大事に扱ってほしい」「わかってほしい」 子どもが親に求めるように、相手に求めていました。
これって依存ではないでしょうか。
私は、私の力で私を喜ばせることができる!という体験をしたいです。
もっと自立したものどうしで支え合う関係になりたい。
どうしたらいいでしょう。
ーーーみたいな話。
この自立と依存のトピックはそれ自体なかなか奥深いんですよ。
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まずですね、相手に何かを求めるということ自体は、不健全な依存とは限らないっていうのが最初のポイント。
関係性の中で満たされるニーズというものはけっこうあります。
例えば妊娠出産時期の女性が、「安心して過ごせるように守られたい」って思ってたとして、それを不健全な依存だって呼ばないです。少なくとも僕らは。
例えばパートナーとの関係で体が触れ合っている心地よさを感じたいというニーズがあったとして、それ自体はなんら不健全なものじゃない。とかね。
とくにそれをニュートラルに、直接的にリクエストしたら、それは依存とか防衛というわけではない。
でももし、脅したり泣き落としたりしてコントロールしようとしていたら、それはたぶん防衛だし依存だと思う。
不健全なコントロールっていうのは、相手の防衛的な子どもに働きかけて自分の得たいものを得ようとすること。あるいは、自分の中の防衛的な子どもの意識から働きかけて、得たいものを得ようとすることです。
そこの区別は中級講座以降での課題になってくる、なかなか精妙なテーマ。
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さて、そんなわけで、
>私は、私の力で私を喜ばせることができる!という体験をしたいです。 >もっと自立したものどうしで支え合う関係になりたい。
ここはこの人の願いですよね。
だからこれを生きられたらいいなという話になってきます。
そして、ここがこの話の精妙なところなんだけれど、
・私のために「相手にリクエストする」という行動を私がとって ・私の要望を叶えてもらって嬉しいと感じられたなら、 ・私の力で私を喜ばせたことになる。
わかりますかね。
そうじゃない礼を書くとわかりやすいかな。
例えば
・直接リクエストせずに、察してもらおうとしたり、普通はこうでしょと想定したり、 ・ニュートラルにリクエストせずに、なんらかコントロールしようとしたり ・リクエストに応えてくれたことを、はね除けたり、勝手に傷つけたとか犠牲を払ってもらったと決めつけたり
みたいなことだと、その時これが不健全な依存とか、防衛的なやり取りということになります。関係性を深めていく上ではマイナス。
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そんなこんなでですよ。
パートナーとの間で、どんなことが起こると嬉しいのか、満たされるのか、それを自分にしっかりと聞いてあげて、
その上でパートナーにリクエストして応えてもらって
そうしてたっぷり満たされたら、
その時自立したもの同士で支え合っている関係になってるはずです。
参考にしてみてください。
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