こころの地図の落とし穴対策
- 二子渉
- 1 日前
- 読了時間: 4分
こころのことを知りたいって、どこかで思っている人はとても多い。
そして結婚3.0の築き方を身につけるためには、知っておいた方がいいことって実際けっこうあります。
僕自身も講座で伝えている「知識」の部分がなかったら、桂子さんと共に生きるっていうのは、まず無理だったくらいに「知識」が役に立っているわけなのです。
さて、「こころの地図」という知識を、どうやって使ったらいいのか、というと、これはけっこう奥深いテーマ。
そんな話を書いてみようと思います。
このことを考えるにあたって、まず一番大事な問いは:
「あなたにとって、地図の役割ってなんでしょう。」
「いい地図が手に入ったら、何のために活用したいですか。」
みたいなこと。
この軸が自分の中にないと、地図に振り回されてしまいます。
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実際の道路地図の役割を例に考えてみると。
「行きたい場所に辿り着くために、最新の地図(いい地図)を手に入れたい。」
みたいなことだったりしますよね。
あるいは僕だったら実はけっこう
「知らない土地がどうなっているのか、想像するのが楽しくて、そのきっかけになって欲しい」
「地図を見ながら、地図に載っていない情報を見つけるヒントにしたい。たとえば、このエリアで山と街が綺麗に見えるスポットってどこだろう、っていう目星をつけるとか。」
みたいなこともあります。
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こころの地図を使うにあたっても、その自分の側の主体性、自分軸、があって初めて、いい道具になります。
そして道路地図以上に、自分の主体性がない時の弊害が大きく出てくる道具でもある。
道路という、ある意味自分とは完全に切り離されたものについての知識と違って、こころの地図は、自分自身をどう捉えるのか、相手のこころの中をどう捉えるのか、人間というものをどう捉えるのか、ということに関わってくるから。
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ちょっと話は横にそれてですね、心理カウンセラーになりたてだった若い頃、カウンセラーですって自己紹介するとよく言われたのが、「え〜、じゃあ人のこころの中とかすぐわかっちゃうんですか」みたいなリアクション。
その時に僕が答えていたのは、「カウンセラーって、相手のこころをわかること以上に、わかった気にならないでいられるところがプロとして重要だと思ってるんです。」みたいなことでした。
当時でさえも僕は、同業者の中ではこころの地図をかなりたくさん持っていた方だと思います。
でもそれは、自分の経験から相手のことを決めつけてしまうというリスクを山ほど知っていたからであり、自分一人の経験でつくられた人間観から自由になるためだった。
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一方で、与えられた地図を絶対視しちゃう人もいます。
そういう人というか、その人の中にいる怖がっている子どもの部分が、いろいろな理由で地図こそが正しいことにしちゃうとかですね。
与えられた地図に逆らわないことで安全を確保してきた子、とか。
あるいは、地図を持つことを頑なに拒否するような、そういう種類の怖がっている子どもの部分を持っている人もいます。
地図に描かれていることが、自分を絶望させてしまいそうで、見ないようにする作戦。
どっちも世界の真実の姿に触れるチャンスを失うことになる。
一方成熟した大人の意識は、ただ地図を地図として、知識を知識として、道具を道具として、自分のために自分の主体性で活用します。
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そんなわけで、「こころの地図」をどう使ったらいいか。
僕のおすすめは、ひとつは、
・自分自身や相手と真に出会うため
っていう軸は、少なくとも一個持ち続けること。
そして
「地図を踏まえるからこそ、自分の思い込みから自由になって、自分を、相手をありのままに見られる」
「地図があるからこそ、地図に描かれていないところを感じ取れる」
そういう使い方です。
自分に対する理解、相手に対する理解は、常に更新されていくような種類のものだと思います。
もしかしたら地図が間違っているかもしれないし、自分が間違っているかもしれない。
地図によるとここに建物なんかないはずなのに、って不満を言ったって、建物があれば、それが真の姿。
わたしは絶対ここが田んぼであるべきだと思う、って言ったって、田んぼがなければ、それが真の姿。
地図や知識と、自分の思い込みと、どっちもいつでも手放せる準備をして、目の前の現実と、目の前の人間と対峙する。
そうすることでこそ、ほんとうのその人に出会えると僕は思っています。
もしかしたら地図があったからこそ、地図に載せきれなかったことに触れられるかもしれない。
知識は、それを超えたところに触れるためにこそ役立つ。
知識は自分だけの経験や自分の傷つきからくる反応から、自分を自由にしてくれる形で役立つ。
こころの地図に限らず、優れた知識の全てに言えることじゃないでしょうか。
講座でもそういう知識の使い方を推奨しているつもりだけれど、まあまあ伝わっていなくてよく反省してるんですけれどね 精進したいと思います。




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