GFL格言集
- 二子渉
- 9月19日
- 読了時間: 2分
怒りを相手にぶつけるのは、ほとんどの場合、関係性にとって破壊的です。
そしてそんなこと百も承知という人も多いわけなのですが。
でも自分の中に確かにある怒りを、「ないこと」にしちゃうと、それもまた関係性に破壊的に作用しかねない。
だからこの、「怒り」の感情とエネルギーをしっかりと自分の中に見つけてあげることは、とても大事。
***
そのコツとしては、2ステップあって。
ステップ1としては。
まずは当事者がいない、そしてできれば誰が悪いとか言い出さない仲間がいる場所で、出てくるままに怒りを表現してみること。
その時は子どもじみてても、被害者ぶってても、あからさまに理不尽でもいい。それは所詮、自分の中の傷ついた子どもの声だから、無茶苦茶で当たり前。
それをエネルギーの強さと共に、一旦、在らしめる。
そしてステップ2として。
それが一旦あらわになり、しっかりスペースが与えられ、存在を認められたら。
その後であらためて、「それにしても本当は何を言いたいのかな」とその奥にある真実の痛みを見つけていく。
***
ステップ1だけで終わらせると、ただその時、溜まってるエネルギーを発散させてガス抜きされるだけになってしまう。
同じ問題はその後も繰り返し現れ続ける。
でもいきなりステップ2に取り組もうとしたら、子どもっぽくなっちゃいけないとか、感情的になっちゃいけないとか、いろんな自己検閲がかかっちゃうことも多いので、そのためにステップ1がある。
***
ステップ2まで首尾よく進めたら、相手に対する攻撃的な気持ちは静まっているはず。
ただただ自分が何にこころを痛め、何を願い、何を大切にしたかったのか、その真実の声だけが表現される。
その状態で当事者に明かすなら、これまでとは違った橋が、二人の間にかかる。
そういうこと。




コメント